なぜ日本人は薄毛を恥じるのか。世界との違いは?

 人間は他人と比べて幸福度を測る生き物だ。全体主義の傾向が強い日本ではことさらそうであろう。隣の芝は青い。所詮ヒトはないものねだりなのである。今回は別にハゲを防ぐ方法なんてものは一切書く気がない。そういうのを探している方はブラウザバックだ( ゚Д゚)  https://www.google.com/?hl=ja

そもそもハゲという言葉はどこから生まれたのであろう。そして、日本ではいつからハゲが恥ずかしくなったのであろうか。

ハゲの語源

 ハゲは動詞の「剥ぐ」からきている。浮世物語には、「さのみにはげとしかり給ふな はげをしからぬ本歌の侍るぞかし」とある。浮世物語は江戸時代初期である。実際は平安時代にはすでにこの言葉はあったようであるが、正確な時期の特定は難しい。

日本ではいつからハゲが恥ずかしくなったのか

 平安時代の貴族たちは、人前で帽子、すなわち冠を脱ぐことは裸になるくらい恥ずかしいことだったとか。また、貴族女性は皆長い黒髪であったことから、美しくて長い髪に憧れるという文化が根付いていたのではなかろうか。

時代は進み戦国時代になると、織田信長という人物が現れた。信長は非常にカリスマ性のある人物で、家臣をあだ名で呼ぶことが好きだったようである。例えば前田利家は幼名が犬千代であったことから「犬」と呼んだり、羽柴(豊臣)秀吉を「猿」とか「ハゲネズミ」と呼んだり、明智光秀のことを「キンカン頭」あるいは「キンカ」などと呼んだりしていた。このうちハゲネズミとキンカン頭はどちらもハゲを指す言葉である。

ハゲをいじったり恥じたりするのは、この信長の時代で拍車がかかったのかもしれない。武田晴信も剃髪して入道し「信玄」名乗った。上杉政虎も剃髪して入道し「謙信」と名乗った。他にも大友宗麟、島津日新斎、立花道雪、斎藤道三、宮部継潤、安国寺AKなどの人物は皆入道しているから音読みの名前なのだ。もしかしたらこれらの人の何人かは、ハゲだしてきたからこの際全剃りしてしまって、心機一転しよう!と思ったのかもしれない。

武田信玄肖像画

近年のお笑い文化の影響

 元々ハゲを小バカにしてイジるという風潮があった中で、戦後吉本興業などのお笑いブームが湧き起こり、そこからTV電波に乗って日本の津々浦々にハゲいじりブーストがかかったのではあるまいか。

ハゲはいじるのにちょうどいい

 例えば戦争で腕を無くした。とか、闘病の末に一命は取り留めたが片目を失ったとかなら、重たすぎていじるのが難しいであろう。相手を思いやる気持ちもあるし、第三者から顰蹙を買う可能性もある。だから、ハゲはイジるのに丁度いいポジションなのである。

ハゲ散らかすとハゲ整うの違い

 ハゲでもかっこいい人はたくさんいる。ハリウッド俳優でもヨーロッパの人でも、また日本人の渡辺謙もハゲ整っててかっこいい。立ち居振る舞いも堂々としているのも大きなポイントであろう。

一方でハゲを自覚していながらも、必死で横の髪を頭頂部に持っていくのがハゲ散らかすだ。バーコードのような感じになるのであろうか。しかしながら、ロシア人なんかはかなりハゲてる人いるけど、彼らは堂々としているように見える。これがハゲに不寛容な国と寛容な国の違いなのかな。イギリスやアフリカ、アメリカもハゲには不寛容な国らしいが(^-^;

帽子かぶりっぱなしとかせずに、堂々としてた方がカッコいいぞ!( ゚Д゚)

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