凡例
- 当ページは戦国時代の史料でよく用いられる用語のうち、「あ」で始まる単語を扱ったものである。
- 当サイトで用語辞典を扱う目的は、主に当サイト上の「織田信長の年表」ページに掲載する翻刻の内容を理解しやすくするためのものである。
従って、一般的な古語辞書とは異なり、簡便な内容に留めている。 - 見出し語は便宜上、現代仮名遣いで記す。
例えば「越度」は「をちど」ではなく「おちど」とするため、「お」の項で扱う。 - 用例は原則として新字体で記す。
- 史料は充て字や異体字、方言など非常に多岐に渡るため、全てを記すことは困難である。
従って当サイトの判断で、便宜上記すものとそうでないものを区別するものとする。 - 例文は個人的に好例と判断したものを選んだため、時代や地域に偏りがある。
- 中には当サイトの不勉強による誤った解釈や読み下しもあるため、参考程度に留めていただきたい。
- 必要に応じて削除し、また加筆・修正を加えるものとする。
扱・噯・・・あつかい
意味
①育児・看護・後見などの世話をすること。
②調停や仲裁、和睦の斡旋のこと。
例文 『細川両家記』
三好三人衆方石成主税助は、山城國西岡勝蔵寺と云處に籠城候、然に則九月廿六日猛勢を以て押よせ、一責攻てくつろげ、噯に成て石成方退城候也、
(書き下し文)
三好三人衆方石成主税助(石成友通)は、山城国西岡勝蔵寺(勝龍寺城)と云うところに籠城し候。
然るに則ち九月二十六日、猛勢を以て押よせ、一攻めに攻めてくつろげ、扱いに成りて石成方は退城し候なり。
備考
語源は「熱かふ」の連用形から。
古代の用語で熱に悩み、もだえ苦しむ様子からきている。
転じて、処置に苦しむ様子や、もてあますことを指すようになり、中世では世話を焼くことを指すようになったと考えられる。


