本日17時30分ごろ、テレビで速報が流れた
大阪府「百舌・古市古墳群」
世界文化遺産に登録決定 ユネスコ
なんかｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
号外ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
んー、でも待てよ？ 百舌・古市古墳群ってなんだっけ( ﾟДﾟ)
というわけで、百舌・古市古墳群についていろいろ調べてみました！
世界三大墳墓の1つ それが百舌・古市古墳群だ
世界三大墳墓とはエジプトのピラミッド、中国の始皇帝陵、そして「百舌・古市古墳群」。古市古墳群の中にある１つに、大仙古墳がある。その大仙古墳が別名「仁徳天皇陵」とも呼ばれている。大仙古墳は「前方後円墳」となっていて、鍵穴のような形をしている。
古墳は一つではない
古市古墳「群」ということは、古墳が複数あるということだ。大阪府羽曳野市・藤井寺市にある。古墳の内訳は、前方後円墳31基（現存26基）、円墳30基（現存5基）、方墳48基（現存22基）、墳形不明14基（現存34基）と、なんと計123基（現存計87基）もあるのだ。
世界を見渡してもここまで現存している例は他にない。この中の1つが仁徳天皇陵なのだが、世界の古代史を調べる限り、余程民に慕われ、徳のある指導者でない限り、ここまで大きな墓にはならないのである。
仁徳天皇とは
概要
日本の第16代天皇で、聖帝と崇められた人物、それが仁徳天皇である。西暦でいうと394年くらいに即位し、427年くらいの崩御とされている。日本とは言っても、当時は国号を「倭国」とし、中国などの他国もそう認識していた。国号を「日本」と改めるのは、それから200年以上先の話である。
皇位継承をめぐって
最も有力と目されていた皇位継承者の菟道稚郎子（うじのわきいらつこ）皇子と互いに皇位を譲り合ったが、皇子の薨去（『日本書紀』は仁徳天皇に皇位を譲るために自殺したと伝える）により即位したという。この間の3年は空位である。
在位中の主な実績
仁徳天皇の主な業績は、大阪の新田開発、大規模な治水工事、隣国百済と初めて国境を取り決めた等。
この当時では既に治水工事をし、灌漑（川から真水を引いて田畑を広げる）して収穫を増やすことができたのは驚きだ。
他にも、難波（大阪）に都を定め、善政を敷き、穀物の不作中の3年間は税を免除。倹約の為に宮殿の屋根の茅を替えなかったとか。
大山古墳の誕生
仁徳天皇が崩御し、墳丘長525メートル、後円部286,33メートル、前方部幅347メートルもある巨大古墳が作られる。陵名の由来は、陵墓造営中に野から鹿が走り込んできて絶命。その鹿の耳の中からモズ（鳥）が現れたことから地名を「百舌鳥耳原」と名づけられる。なお大阪府の鳥は百舌鳥（モズ）とされている。余談だが、室町時代や戦国時代に存在した高屋城は、この古墳群のどこかに存在する。
発掘調査で見つかったもの
昨年の10月。宮内庁は堺市などと共同で大山古墳（仁徳天皇陵）を発掘すると発表。同年11月22日に埴輪や石敷きが発見された。他にも、棺、鉄製品、アヒル？鳥？をかたどった何か、宇宙船のような謎の丸い何か、ピサの斜塔みたいな何か、土器、菊？の紋章、鎧等数多くの品々が出土された。
詳しくは下記のサイトから見てほしい。
世界遺産になるために立ちはだかる障壁
世界遺産の登録条件の一つに、「当該国又は地方の法令による確実な保護管理を担保すること」があり、日本はそれを満たしていないらしい。なぜならば、歴史的な裏付けに加え、大仙陵古墳は皇室の財産であるために、国が管理しているわけではない為だ。皇室用財産を文化財同様に扱うことへの抵抗もあったらしい。
この点については、宮内庁・文化庁・大阪府・堺市等関係機関が協議継続中というニュースがあったが、それがユネスコ世界遺産委員会に認められたのではないかと思う。
古市古墳群の画像
以下はTwitterからの引用である。
ライブドアニュースより
古墳古墳してる（語彙力）
大阪観光局より
これは有名な写真ですな
たこ焼き屋さんもｗ
先日タピオカ騒動のたこばさんもｗ
すごくキレイ
一眼レフやろなぁ。すげー！
古墳だらけ
マップで見たことなかったわｗ こんなにあるんだね。もっと遠くにもあるかとｗ
ビジュアルマップ
関連書籍→古市古墳群をあるく:巨大古墳・全案内(amazon.co.jp)
管理人からひとこと
世界遺産登録まことにおめでとうございます！
見に行こうとする人は、半日や一日ではとても周り切れないぞｗ
ここは広いから、最初から周るところを計画して効率的に行った方がいいかもｗ
難点は空からじゃないと全体を俯瞰して見えないんだよなぁ^^;
