来世ちゃん
こんばんはー。
今日は面白い古地図をご紹介します。
「都名所絵方角かんがゑ」といいまして、京都の名所をイラストなぞなぞで描かれた江戸時代の古地図です。
しっくりこない方もいるでしょうが、まずはご覧いただきましょう。
都名所絵方角かんがゑ
製作者:不明
刊年:不明(たぶん江戸期)
版元:和久屋治兵衛
解説
- これは京都全図の「判じ絵」
- 御所を中心にして三重の環に分割
- それを東西南北15等分、または24~27等分
- 66の地区に分け、郊外は35の地域としている
- 合計101の地区名をすべて絵で表現
- 判じ絵は江戸時代に流行った知的娯楽のひとつとして庶民に人気のなぞなぞ
- 字の読めない人にも直感的でわかりやすい
- 例えば「鯛(タイ)に濁点と「碁(ゴ)」で「醍醐寺(ダイゴジ)」と読ませるなど
- いずれの地名も、答えとは全く無関係で「音」だけが共通している絵や文字の組み合わせとなっている
- 右(北東)の部分から左回りで中心に近づくようにデザインされているようだ
- 双六(スゴロク)形式になっていたのかもしれない
鯛+゛+碁=醍醐寺
こんな感じ。
めちゃくちゃ難しいと思うので、現在の京都の地図を載せておく。
あなたはいくつ解けるか 都名所絵方角かんがゑ
画像サイズの関係で全体画像はさっきので限界。
少し煩わしいかもしれないが、いくつかのブロックに分けて紹介させていただく。
来世ちゃん
スタート!
いや、初っ端から難しすぎでしょ・・・
ほぼわからんw
随所にサイコロの4の目が出てるのは何なのか・・・。
四条貴音か?
京都の地図と照らし合わせたほうが良さそう(^-^;
来世ちゃん
ラストはいっきに!!
ナルホドわからん(‘_’)
答え合わせができないのが残念ではあるが、時間をかけてよく考えたら8割くらいは分かりそうな気がする。
もしかしたら昔やってたコナンの映画もこれが元ネタ?
名探偵コナンの中でも特に人気の高い「迷宮の十字路」は、京都が舞台で謎の絵暗号をコナンと服部平次が解読に挑む作品。
あの頃は全然元ネタなんて考えなかったけど、もしかすると・・・
来世ちゃん
ご覧いただきありがとうございます。
記事書いてるときも楽しかったです。
でも、1つ1つ解こうとしたら絶対日が暮れてました。