ロサンゼルスの戦いは本当にあったのか!?

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結論から言うと

 信じられないかもしれませんが、大東亜戦争(太平洋戦争)中に本当にあった事件(?)です。アメリカ大陸西海岸のロサンゼンスにおいて、日本軍機と思われる飛行物体が突如飛来。すでに緊張の極限状態にあったアメリカ軍は、約1430発にも及ぶ対空射撃を開始。さらに、P-40等の戦闘機を出撃させましたが、ついに1機も撃墜できませんでした。しかし、日本側の記録では出撃命令はなく不可解な現象が起きているため、UFO説などさざざまな憶測を呼んでいます。

ロサンゼルスの戦い検証

アメリカ市民の対日感情

 戦争が始まったのは昭和16(1941)年12月7日。大日本連合艦隊による真珠湾攻撃から日本は連戦連勝。さらに翌年春にかけて、日本は潜水艦による通商破壊(輸送路の遮断や破壊)作戦を実施します。アメリカ西海岸沿岸を航行中のタンカーも轟沈し、アメリカ人は本当に日本軍が西海岸に強襲上陸を仕掛けてくるのではないかと恐れました。

対米戦で活躍する伊号潜水艦
対米戦で活躍する伊号潜水艦

アメリカ政府関係者や軍上層部も本土防衛戦を検討

 翌昭和17(1942)年2月23日。カリフォルニア州の油田施設が、日本軍の潜水艦に攻撃されます。これは1812年のアメリカ独立戦争(米英戦争)以降初めて本土が受けた被害であり、政府上層部は本土上陸の可能性が高いと分析していました。

西海岸の防衛はあきらめる?

 時のアメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトは、西海岸で日本軍を迎撃。上陸の阻止を陸軍に打診します。しかしアメリカ陸軍は「海岸線で日本軍を迎え打つのは不可能。上陸を許した後、ロッキー山脈で、またそれに失敗した場合はシカゴで日本を迎え打つ」と大統領に進言していたほどです。実はこの時すでに西海岸では、日本軍の空襲を伝える誤報が頻繁に陸軍当局に報告されていた。

フランクリン・デラノ・ルーズベルト

アメリカ陸海軍、日本軍の上陸に備え厳戒体制へ

 昭和17(1942)年2月24日。日本海軍艦艇が西海岸サンタバーバラ油田を攻撃。これは多くのアメリカ国民に、ついに本土上陸かと衝撃を持って受け止められ、アメリカ陸海軍は警戒体制を敷きました。しかし再攻撃の兆候が見られなかったことから、その日の22時22分には警戒体制が解かれました。

日本軍(?)の飛行物体がカリフォルニアの夜空に

 多くのアメリカ市民が胸をなでおろしたのも束の間、翌25日の午前1時44分にけたたましいサイレンが鳴り響きました。ロサンゼルス市にある陸軍の防空レーダーが西方120マイルの地点に日本軍機と思われる飛行物体の飛来を感知。サンタモニカ上空に飛来する飛行物体は25機。時速320キロで南下する様子がアメリカ陸海軍のみならず、多くのロサンゼルス市民も目撃しています。

カリフォルニアに出没する日本海軍

対空射撃開始、そして戦闘機出撃

 アメリカ陸軍第37沿岸砲兵旅団はこれを撃墜しようと対空射撃を開始。午前4時過ぎまでの間に約1430発の高射砲を発射。さらにP-40戦闘機などが出撃しました。
しかし、どういうわけか飛行物体を1機も撃墜できません。その後も飛行物体はサンタモニカとロングビーチを結ぶ太平洋沿岸地帯を約20分間にわたり飛行し、その後目視からもレーダーからも消えてしまいました。

飛行物体が去った後

 ロサンゼルス市は当然大パニック。全国ネットのラジオ局や新聞各社が即座に中継します。さらに、多くの市民によって「どこからともなく現れた小型の物体が空いっぱいをジグザグに飛び回って、突然姿を消した」、「正確な数は把握できなかったが、30機から40機の飛行物体が高速で飛び回り、交差したり追いかけっこをしたりしていた」などの詳細な目撃談も報告されたほか、サーチライトに照らされた飛行物体の写真も多数撮影されました。人的被害は落ちてきた破片により市民の3人が死亡、パニックによる心臓発作でさらに3人が死亡。

ロサンゼルスの戦い当日の新聞

考察

 この飛行物体は日本軍によるものだったのでしょうか?時期的に見ましても事件の5日前には全米で、日系アメリカ移民だけが強制収容所に収容されています。同じようにアメリカの敵となったドイツ系移民とイタリア系移民は連行されていないのです。抗議するために報復したのでしょうか?しかし日本による攻撃だと考えるにはいくつかの疑問が残ります。

日本の航空機説

  • 日本からアメリカ本土は非常に遠い。当時の航空機の性能では燃料が持たない。空母でなら行けなくはないが…
  • 航空機の速度で320キロはなかなかの低速
  • 爆弾を1つも投下していない
  • 風船爆弾が初めて実戦に使われたのは昭和19(1944)年11月からで、ロサンゼルスの戦いの時にはできていない可能性が高い
  • そもそもその日のその時間帯は、帝国陸海軍に戦闘機や偵察機の出撃記録がない

ではアメリカ側の勘違いや幻覚によるものだったのでしょうか?

アメリカ側の幻覚説

  • アメリカ陸海軍人だけでなく、多くのロサンゼルス市民が目撃している。あれは飛行船や気球ではないと証言している人もいる
  • 高度が約2743mくらいであれば、1時間で1430発も打ってりゃ普通は落とせる
  • サーチライトを当て続けて戦闘機による迎撃をしても戦果なし
  • ロサンゼルス市民全員が酔いつぶれたり、薬物でガンギマリしているわけではない

結論

 これらのことを考えると、あの飛行物体の正体は他にあるように思えてなりません。ではあれはUFOなのでしょうか?
それは間違いありません。UFOとは未確認飛行物体の総称であり、未確認であれば鳥でもスパイダーマンでもUFOなのです。ただ、あれは宇宙人なのかどうかはわかりません。アメリカはこういうことを最大の国家機密にしてるようですし、もっと後の世にならないと判然としないのかもしれませんね(^_^;)

皆さんはどう思いましたか?もしアメリカに強襲上陸ができていればとかいろいろ考えてしまいますが、そんなことやっちゃいますと当時の国家経済が破綻してしまいますね。今の時代においてもまだ科学では解明できないことが数多くありますが、このロサンゼルスの戦いもまたその一つでしょう。私個人の意見としましては、あれは未来人であろうと考えますが(^_^;)

…もしかしたら今よりもテクノロジーがもっと進歩し、やがて霊体を発電のエネルギーにできる時代がくるかもしれませんね。いやぁ、おそろしいものですホントに(ノ∀`)

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