戦国時代の大坂(大阪)の地図をフリーソフトだけで作成する方法

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戦国時代の大坂(大阪)の地図をフリーソフトだけで作成してみた!
来世ちゃん
来世ちゃん

こんにちは~。

ずっと中世の大坂の地図を作ってみたいと思ってたのですが、

なかなか気力と時間がなくて作れず仕舞いで・・・

来世ちゃん
来世ちゃん

戦国時代にも大坂とその周辺では多くのいくさがありました。

織田信長の時代だけでも野田・福島の戦いや石山合戦、有岡城の戦い、木津川口の海戦、信貴山城攻め、宇治槙島城の戦いなど、他にも大きな合戦がいくつもあります。

しかし、今と昔では大阪の地形はまるで違うので、地図付きで布陣図を描いてもいまいちしっくりこないんですよ・・・。

来世ちゃん
来世ちゃん

今回はずっと描きたかった大阪の地図をgoogle マップを元に描いてみました^^

たぶんブログ書いてなかったら、そんなモチベーション湧かなかったと思います。

読んでくださる皆様に感謝です!

必要なソフト

 まず、スマホやタブレットからでは難しいと思いますw
PCでさえドット単位の細かい作業が必要なので、例え使えるアプリがあったとしても、かなり根気がいるでしょう。

1.JTrim・・・めちゃくちゃ軽くて万能。簡単な透過ならばこれが一番楽。
JTrim(ジェイトリム)のダウンロード先はこちら

2.3Dペイント・・・windows10に標準搭載されてるソフト。従来のペイントから進化を遂げ、より複雑な透過を行えるようになった。透過した画像をこの3Dペイントにコピペして使う。

必要なソフトはこれだけです(^q^ )
無料タダです。

地図作成の下準備

 まず、地図をどこからから引っ張ってきましょう。
個人的におすすめな地図サイトは国土地理院Google マップです。

国土地理院ならばこんな感じで

国土地理院の地図
画像をクリックorタップすると大きい画像が開きます

標高差で色づけ+3D化したカッコイイ感じの地図ができます。(国土地理院の場合は重たいので低スペックPCの場合は注意)

上の感じの地図にしたい場合は、
1.左上の「情報」→下の方にある「地理教育の道具箱」→「都道府県の地形(デジタル標高地形図)」→「(任意の都道府県)」をクリック。
2.次は右上の「機能」→「3D」をクリック。(スペックによっては重い)

すると上記のような地図が完成するので、「Prtscn(プリントスクリーン)」等を押してコピー。
さっき紹介した JTrim (ジェイトリム)にペーストして、名前を付けて保存しておきましょう。
拡張子は .jpg か .png でいいんじゃないですかね。

グーグルマップの場合はカッコイイ地図にはならないけど手軽にできます^^

現在の地図の上からお絵かき開始

 ここではgoogle マップを使用します。
今回は大阪市の地図ということでこんな感じ。

大阪市の地図
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ここから昔の海岸線や島、川を描いていきます。
ここで使うソフトは3Dペイントです。

上にある「ブラシ」→右の「マーカー」から太さと色を選択すると描けます。
描き間違ったら右上の「元に戻す」を。
フリーズからの強制終了のリスクに備えるため、こまめに保存しましょう。

私は今回やってませんが、JTrimでコントラストを下げてからやるのもいいかもしれませんね

現在の地図から島と川、海岸線を描く
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現在の地図から島と川、海岸線を描く

※大阪の地図は時代によってまるで違います。
特に豊臣秀吉の大坂城時代から、江戸時代中期にかけて劇的に変化しています。

古地図によって微妙に違う地形が出てきたり、ある島、無い島に出くわすこともあります。
今回、私は本と他サイト5点を元に、整合性がとれてそうな部分を描きました。
大阪の中心地から離れた場所は、川が途中で描いてなかったり、川そのものを描いてない部分もあるのでご注意ください。

描いたら色を塗ってみよう!

これも使うソフトは3Dペイント。

大阪市の地図 色を塗る
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「塗りつぶし(バケツマーク)」もあるが、ここでそれを使うのは罠。
面倒でもマーカーの太さを使い分けて塗っていこう。

色を塗る2
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だいぶそれっぽくなってきました!

橋も塗っておきましょう
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橋も塗っておきましょう。
大阪で有名なのは「京橋」ですよね。
京橋は京都への街道沿いにあるので京橋といいます。


「天満橋」や「淀屋橋」、「肥後橋」、「なにわ橋」などたくさん地名に残っていますが、これはまさに「橋」があった場所なのです。

色を塗ったら文字を入れる

 文字の挿入は3Dペイントでもできますが、JTrimのほうが楽かもです。

JTrimでの文字入れ方法は、上のバーにある「」って書いてるやつです。
フリーソフトなので基本的な機能しかありませんが、ここでは文字入れるだけなので十分です。

大阪の「津」
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〇の部分は中世の大阪の「津」があった場所です。
荷物の運び入れや渡船場があったところですね^^

さらに大坂の重要都市や重要な城を入れます。

重要な地名と城を入れる

城跡マークと神社マークはフリーイラストサイトから使わせていただきました。
元々透過してくれてる画像を落とすと楽です。
画像の拡張子が .png 以外では透過できないので注意(タブン)

城跡マークや神社マークなど、透過した画像を挿入したいときは、必ず3Dペイントでしましょう。
3Dペイントで画像を挿入し、それをコピーしてJTrimでペースト。
そして文字入れという流れです。

野田・福島の戦いで使う地名も入れておこう

野田・福島の戦い
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野田・福島の戦い関連地図

大阪の古地図自作完成

 まだ書いてないところがあるけど完成です。
完成じゃないけど完成です( ゚Д゚)

ちなみにペンタブは使ってません。
普段お絵かきなどしないので持ってないですw

絵はド下手ですがこれくらいなら根気さえあれば誰でもできます。
一日でやり切ろうなんて思わないほうがいいです^^

こんな感じで布陣図とか作ったら最高じゃないですか?

堂洞城の戦い
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国土地理院の3D地図ならこんな感じでできます。

これで家にいながらブラタモリ気分ですね!(違)

追記)
戦国時代の大坂(大阪)の地図をフリーソフトだけで作成する方法 3Dマップ編 も作りました。

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