明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!
※今回はVOICEROIDによる解説動画と連動した記事になっています。
いつもとは異なったスタイルとなっていますので、予めご了承ください。
投稿した動画はこちらになります。
・YouTube版
- 第一章 駿相同盟、 第二章 今川氏輝の死と花倉の乱
- 第三章 甲駿同盟の成立、 第四章 第一次河東一乱~北条氏綱の河東地域侵攻作戦~
- 第五章 相次ぐ代替わりで外交関係にも変化が、 第六章 甲相同盟の成立
- 第七章 不気味な平穏の中で 第八章 「第二次河東一乱」~今川義元の河東地域奪還作戦~ ←イマココ
- 第九章 難航を極める和平仲介 第十章 決戦 河越夜戦
- 第十一章 三大名のその後 最終章 甲相駿三国同盟締結
第7章 不気味な平穏の中で
こんにちは。
いきなりで申し訳ないですが、さっそく始めさせていただきます。
武田信虎が追放され、北条氏綱が病死してからはどうなったの?
そうですね。
一言で言うならば不気味な平穏・・・でしょうか。
まず今川家から簡単に教えてほしいです。
河東地域を奪われた今川義元ももちろん黙ってはいませんでした。
しかし、遠江はおろか、本国駿河にまで動揺が広がっていたため、すぐに兵を出すわけにはいきません。
義元は臥薪嘗胆を胸に粘り強く再起を図ります。
北条家は?
家督を継いだ北条氏康も関東の方で戦が続き、小弓公方や関東管領上杉氏との戦いで小さな勝利を重ねるものの、氏綱死後の求心力の低下は隠せません。
武田家は?
父を逐った武田晴信は、妹の嫁ぎ先である諏訪家を謀略をもって攻め滅ぼし、高遠氏と抗争するなど、今川、北条との同盟を背景に信濃への攻勢を強めていました。
武田の一人勝ちじゃねーか。
そうとも言い切れません。
やはり大義のない裏切りには報いがあり、諏訪家を滅ぼしたことは後々にまで大きな影響がありました。
あっちゃー。
そして、再び河東地域に大きな戦乱の嵐が吹き荒れます。
第8章 「第二次河東一乱」~今川義元の河東地域奪還作戦~
天文14年(1545) 8月。(※天文13年(1544)10月説もあり)
ついに今川義元は、北条家に実効支配されていた河東地域の奪還に動きます。
義元は北条氏綱の代に奪われていた駿河の蒲原城をはじめとする諸城を激しく攻め立てたのです。
これが第二次河東一乱のはじまりです。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
武田晴信はどちらについたんですか?
武田晴信は今川義元と同盟関係がある以上、今川方についています。
しかし、今川とも北条とも戦いたくない。
両家との関係を維持したまま、信濃へと勢力を伸ばしたいと考えていたのでしょう。
なるほどー。
外交においては今川義元の手腕はかなりのものでした。
義元は、関東管領の上杉憲政(山内上杉氏)と上杉朝定(扇谷上杉氏)、そして古河公方の足利晴氏とも連携し、河越城を攻めるように仕向けたのです。
ひぇぇ~。
雑魚が束になって攻めてきたんですね。
ゲームなどでは雑魚ですが、この当時の北条家も苦しい状況で、あの両家は無視できない存在でした。
特に山内上杉家は、関東管領を代々引き継ぐ家柄だったので、その権威に群がる関東の武士団、およそ8万騎が攻め寄せたのです。
ファーーー。おわたー!
やべぇよ・・・やべぇよ・・・。
ちなみに古河公方の足利晴氏には北条氏康の妹が嫁いでいました。
まじかよ。
河越城ってそんなに重要な城なのかな?
そうですね。
河越城はもともと扇谷上杉氏の本拠地なので、彼らにとっては河越の奪還は悲願だったのです。
なるほど~。
これにより、再び北条家は今川氏と両上杉氏に囲まれる事態に陥り、絶体絶命の窮地を迎えます。
同年の8月11日に今川義元は武田晴信と直接対面し、血判を据えた起請文の交換まで行われていることからも、今川義元の河東地域奪還への並々ならぬ意思が見て取れます。
北条終わったな。
33-4。
これはもう北条終わりやろ。
(低音)北條はまだ終わりやない。
木浪にレギュラー取られたみたいな感じやけど、若いしそこそこ守れるし、繋げる。
怪我にも強いし、けっこうイケメンやし、大谷世代ドラフト2位舐めんな。
そもそも今年はチーム全体で100以上のエラーがあっ(ry
(何なんですか今の?)
(さぁ?)
で、次はどうなるの?
先ほど説明したように、武田家は北条家とも同盟を結んでいるため、立場は微妙なものでした。
北条家と本格的に戦うと、せっかく結んだ同盟関係を壊すことになるからです。
せやな。
私なら普通に今川と一緒に北条潰しますが。
実際の武田はどう動いたの?
驚いたことに、武田晴信は今川と北条の和睦を仲介するという行動をとったのです。
ええーっ!
ええええーっ!
- 第一章 駿相同盟、 第二章 今川氏輝の死と花倉の乱
- 第三章 甲駿同盟の成立、 第四章 第一次河東一乱~北条氏綱の河東地域侵攻作戦~
- 第五章 相次ぐ代替わりで外交関係にも変化が、 第六章 甲相同盟の成立
- 第七章 不気味な平穏の中で 第八章 「第二次河東一乱」~今川義元の河東地域奪還作戦~ ←イマココ
- 第九章 難航を極める和平仲介 第十章 決戦 河越夜戦
- 第十一章 三大名のその後 最終章 甲相駿三国同盟締結
なお、本動画はこちらになります。
【VOICELOID実況】戦国時代中期 甲相駿三国同盟が結ばれた経緯をわかりやすく解説 前編
【VOICELOID実況】戦国時代中期 甲相駿三国同盟が結ばれた経緯をわかりやすく解説 後編